モバイル保険ってなに? 話題のスマホ保険について解説!
- 2021年02月16日
- スマホの保険/修理
モバイル保険というサービスをご存じでしょうか。
スマホが故障したときに修理費用を補償してくれるスマホ保険の1つです。
スマホの補償といえばキャリアやメーカーが提供するものが一般的ですが、モバイル保険は保険会社が提供する保険でサービスです。
2019年10月施行された改正電気通信事業法により端末料金と通信料金が分離されて以降、このようなキャリアやメーカーに縛られないスマホ保険の需要が高くなっています。
本記事では、このモバイル保険について解説していきます。
サービス内容やそのメリット・デメリットを知り、より快適にスマホを使う助けになれば幸いです。
なぜモバイル保険が注目されているのか
モバイル保険が注目される理由は大きく2つあります。
・通信費は安くなってきたが、端末代はまだまだ高い
・キャリアや機種に縛られないスマホ保険
・通信費は安くなってきたが、端末代はまだまだ高い
2019年10月に改正電気通信事業法が施行されました。
これには「通信料金と端末料金の完全分離」や「行き過ぎた囲い込みの是正」などが盛り込まれており、スマホの料金が大きく見直されることになりました。
2021年3月には、オンライン専用ではあるものの月額料金3,000円以下のプランも開始となります。
通信費はこの1~2年で大きく改善され、かなり安価になってきたといえるかと思います。
一方でまだまだ高いのが端末代です。ここ数年は高額化が激しく、10万円を超える機種も珍しくありません。
通信料金と併せての値下げもなくなり、1~2年で買い替えるというのが難しくなってきたため、同じスマホを長く使い続けるようになってきています。
そのため、スマホの故障時に備えてスマホの保険を利用する人が増えているのです。
・キャリアや機種に縛られないスマホ保険
スマホの保険といえば、キャリアの補償やメーカーの保証が一般的です。
しかしこれらを利用するためには、同じキャリアの契約、同じスマホの利用を継続する必要があります。
キャリアや機種を変更すると使えなくなり、新たに補償に入らなくてはいけないのです。
通信費が下がるのとともに、契約解除料が安価になりSIMロック解除の条件緩和やMNP転出料の無料化が進んでいることで、通信キャリアの切り替えも容易になりつつあります。
今後は通信の安定性や速度、料金といったサービス内容から、気軽に自身にあった通信キャリアを選択できるようになっていくでしょう。
この際、キャリアの補償がネックになってくることが想定されます。
キャリア、機種に縛られずに利用し続けることが出来るスマホ保険というと、モバイル保険ということになります。
モバイル保険のサービス内容
モバイル保険は、margin-bottom: 10pxモバイル機器の修理時の費用を全額補償してくれる保険サービスです。
「故障」「水濡れ」で修理を行った時、かかった修理費用を保険金として受け取ることが出来ます。別途上限がありますが、「盗難」や「修理不能」と判断された時にも補償が適用されます。
月額700円で3端末まで補償
モバイル保険の保険料は月額700円です。3端末まで補償対象端末として登録できるので、3端末全て登録を行うと1台当たり月額234円で利用できることになります。
補償額の上限も年間最大10万円で、上限に達しなければ何度でも請求が可能です。
この際自己負担金がかからない点も魅力です。
ただし、登録には「主端末」と「副端末」の2種類があり、それぞれ補償の上限金額が異なるので注意が必要です。
対象は通信可能なモバイル機器全般
モバイル保険は、Wi-FiやBluetoothなどにつながるモバイル通信端末全般を補償対象として登録可能です。
スマホ以外にも、タブレットやワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、ゲーム機なども対象となりますので、対象機器を複数持っている人も少なくないのではないでしょうか。
2015年の調査ですが1人あたりのインターネット接続デバイス数は3.47個といわれており、世の中のIoT化が進むことでさらに増えていきますので、今後モバイル保険の需要はどんどん大きくなっていくと考えられます。
補償期間は永続的で機種変更も可
モバイル保険の補償は、解約しない限り継続します。
一定期間で終了してしまうこともなく、スマホを買い替えたりキャリアを変更した場合も、登録内容を変更することでそのまま補償を継続できます。
幅広い修理に対応
補償対象端末の修理方法は幅広く対応しており、修理店舗での修理や携帯電話ショップでの預かり修理、メーカーの提供する郵送修理などでも問題ありません。
メーカーや通信キャリアの提供する有償サービスを利用した際に、追加の費用が発生した場合にも利用することが出来ます。
保険金請求はWEBから簡単
保険金はオンライン上で簡単に請求することが出来ます。
モバイル保険のホームページからログイン出来るマイページ上で申請可能で、登録端末の変更をはじめとするその他申請もここから行うことが出来ます。
モバイル保険のメリット
モバイル保険の優れているところを挙げていきます。
費用負担が少ない
保険の主な目的は金銭的なリスクを小さくすることです。
そのため、費用負担が少ないというのはシンプルですが非常に大きいメリットとなっています。
月額料金が安価な点はもちろんですが、モバイル保険は免責金(修理時に必要な負担金)がかからない点もポイントです。
※表は左右にスクロールできます
サービス名 | 月額料金 | 免責金 |
---|---|---|
モバイル保険 | 700円(非課税) | 0円 |
ApplaCare+ for iPhone |
950円(税抜) | 画面修理:3,700円(税込) その他修理:12,900円(税込) |
スマホ以外の機器も同時に補償できる
通常の保証は、製品それぞれに1つずつかけてかけていくことになります。複数の機器を保証しようとするとその分サービスを利用しなくてはならないため、管理もしづらく費用も多くかかってしまいます。
また比較的安価な機器であれば、個別に保証をつけるほどではないと判断することもあるのではないでしょうか。
モバイル保険の補償対象はWi-FiやBluetoothにつながる通信機器全般になるので、対象機器を複数所持していることがほとんどです。
これらの機器を副端末として一緒に補償することが出来るのは、モバイル保険だけのメリットです。
他の保証と併用できる
盲点になりがちなのですが、実はモバイル保険は他の保証サービスと併用できるのです。
例えばAppleCare+に加入していた場合iPhoneの修理時に免責金の費用が発生しますが、この費用をモバイル保険で補償することが出来ます。
費用が二重でかかることになるためおトクになるかどうかは利用状況次第ですが、うまく組み合わせて別の機器と一緒に副端末として登録することで無駄のない活用が可能です。
モバイル保険のデメリット
続いてモバイル保険のデメリットを挙げていきます。
もっとも、他の保証と比較した際に出てくるサービスの性質上の欠点で、サービス自体が劣っているというものではありません。
バッテリー交換修理は対象外
モバイル保険は、経年使用や自然消耗での劣化を原因とする復旧作業については補償の対象外となっています。
そのため、「バッテリーの持ちが悪くなってきたので交換修理をした」という場合には、利用することが出来ません。
バッテリーの劣化は電子機器の主なトラブルの1つで、キャリアの補償やAppleCare+では対象となるため注意です。
修理中の貸出機がない
スマホを修理のため預けている間、キャリアの補償であれば代替機の貸出を受けることが出来ますが、モバイル保険にはそのようなサービスはありません。
スマホが手元にないのは不便ですが、たとえば街の修理店などを利用すれば即日修理してもらうことも可能です。
審査に時間がかかることがある
モバイル保険は保険サービスのため、保険金の支払に審査が入ります。
そのため、申請内容によっては確認の連絡が入り、審査に時間がかかることがあります。
あくまで不正や補償対象外の申請ではないか確認するためのものです。
問題がなければちゃんと審査は進み保険金が支払われますので、安心してください。
まとめ
モバイル保険さえあれば、スマホはもちろん身の回りの通信機器を複数まとめて補償することが出来ます。
5Gのサービスも始まり、今後ますます通信機器の活躍の場は増えてくると思いますので、モバイル保険を活用して機器を守りましょう。
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